今思えばあれは・・・うつ病のはしり?
父は仕事をやめてから、職安(今でいうハローワークですね)に通って新しい仕事を探していました。
でもどの仕事も長くは続かず、次第に家にいることが多くなっていきました。
そのころから母との言い争いが増えていったように思います。
次第に自分は病気なんだと言い張るようになり、実際胃潰瘍だったようですが、その他は医者はなんともない、
と言っているのに自分で勝手に自律神経失調症だと言い張るようになりました。
今思うとあれは、今の時代でいうところのうつ病だったのでは?と思います。1980年代後半です。
当時はだれにも父が会社やめた、なんて恥ずかしくて言えませんでした。
もちろん友達にも隠し通しました。
今だったら一家の大黒柱のお父さんでも定職につけないなんて普通にあることですが、あの時代にはありえま
せんでしたよね。
周りの普通に働いているお父さんがうらやましかったです。
幸い母がフルタイムの仕事についていましたので、一家4人路頭に迷わなくてすみました。